代の始まりは、決して順風ではなかった。

「自分たちの代、1年生の時から結果出せてなくて。弱いってずっと言われてました。昨年と一昨年に全国に行ってる分、期待もあって、プレッシャーもすごかった」

 勝てなかったチームのまま終わらせない。その強い意志が、今年のチームを動かした。

 大会を通じて3試合連続ゴール。準決勝では、相棒FWとの“練習通り”の呼吸で、冷静にゴールを決めた。

【次のページ】 桐光学園MF倉持慶太「憧れを力に――“あの背中”に追いつき、追い越すために」(4)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選