「浮かして打つっていうのは、練習でやってたんで。弾丸で打つ選択肢もあったけど、とっさに“浮かす方がいい”って思えた」
プレッシャーを“ワクワク”に変えられる男。それが、桐光学園の“10番”だ。
実は、この「10番」を背負うと決まったとき、彼は少し戸惑っていたという。
「正直、自分が10番タイプじゃないって思ってた。周りにも“お前が?”って言われたりして(笑)」
だが、その違和感はすぐに“使命感”へと変わった。小川航基も、中村俊輔も、そして兄もこのユニフォームに魂を込めてきた。
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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選