グランデフットボールクラブ(FC)坂口照幸代

 丁寧で熱心な指導が実り、06年1月の第15回バーモンドカップでは初めて埼玉代表の座を射止まるまでに成長した。

 グランデ設立に至った経緯について坂口代表は、「ジュニアスクールで育った子どもたちが、中学に進級すると活躍できていないことを知りました。すぐれた素材なのに出場機会がないとか、途中でサッカーをやめてしまった選手がいるのを見て、それなら自分がしっかり指導して高校まで送り出せる道をつくりたいと思い、このクラブを創設したんです」と説明する。

 加入してくるのは教え子のスクール生が大半で、一期生は県クラブユース(U-13)選手権で早々と3位に入り、二期生は県U-15リーグで初優勝。三期生になると関東U-15リーグ2部に昇格するなど、短期間のうちに強豪の仲間入りを果たしたのだ。

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▽第40回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会
第40回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会