
成徳大深谷・横山大平
東京成徳大深谷も初優勝するだけの力がある。中断中のU-18県リーグ1部(S1)で首位に立ち、15試合で1敗という勝負強さだ。10失点はリーグ最少で、横山大平と佐々木亮(ともに3年)の両CBが堅陣を支える。
ここまで令和7年度関東高校サッカー大会を制し、全国高校総体予選では準決勝進出。主将のボランチ朝烏真大(3年)が、試合の流れを正しく読み、左SB山谷康太朗(3年)が弾道のようなクロスを上げる。川上稜介、関根大和、頓宮琥太郎(以上3年)はいずれ劣らぬ非凡なFWだ。
19年ぶりの頂点を目指す武南は、中盤に才気煥発な選手がそろう。渡辺悠、八百川尚輝(ともに2年)、関口海龍(3年)のドリブルは攻撃の重要なアクセントになり、主将の平野琉斗や有川達琉(ともに3年)は技術と戦術眼に優れる。ボランチ小山一絆(2年)は、攻守のつなぎ役として欠かせない。ただ不動の1トップだった塚田恵斗(2年)がけがで登録から外れた。この困難をどう克服するか、内野慎一郎監督のさい配に注目したい。
▽第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選

