
U14 アルバセテ・バロンピエ インファンティルA
フットサルでは5年生の頃に東京ヴェルディU15に所属したことがある。ちょうどその時期、欧州ビッグクラブの指導者にプレーを見てもらう機会があり、こんな子は初めてだと評価され、6年生で入団する話が進んだが、新型コロナウイルスの感染拡大で流れた。
「チームに所属していなかったので公式戦には出場できませんでしたが、カタルーニャメソッドの原理原則の習得と、個人のスキルを上げることに専念したんです。だけど4年生からの3年間は、いろんなところでトレーニングマッチなどに参加させてもらい、なんとか試合経験は積むことができました」と説明する。
親の仕事でスペインに移住することになった。知人に当地在住のスペイン人を紹介してもらい、中学1年生の4月にアルバセテの育成組織(カンテラ)の練習に参加。月曜から金曜日まで同年代と1つ上のAチーム、1つ上のBチームの3つのカテゴリーに交じって練習し、土日は試合観戦した。当初は2週間ほどの予定だったが、ディレクターから好きなだけ居ていいと言われ練習参加は約1カ月半にも及んだ。トップチームの幹部も横山の視察に訪れるほどの評判だったからだ。
「トップチームの偉い人からも高い評価をいただき、当初練習参加だけのつもりでしたがアルバセテの入団を認めてもらえました。小学生の時からの努力が報われた気持ちになりました」。その時、6年生の頃に新型コロナウイルスで流れた欧州ビッグクラブの招待制のテストの話も浮上したが、横山は行かなかった。






