
帰国後 サッカー選手 × ラッパー (YU a.k.a. GHOST)
かの代理人がカタルーニャの強豪クラブの練習に参加させて見てくれた。初日のBチームでは力を発揮できたが、2日目のAチームのゲームでは絶好のポジショニングを取りパスを要求し叫び続けても、パスが出て来ないまま終わった。涙が出てきた。「アルバセテでは誰もが私のフィジカルは強いと言いましたが、成長途中の体のサイズを指摘されて」と思い起こした。
アルバセテでは、翌シーズンからはLALIGAのプロ選手の代理人が横山をサポートすることになった。しかし、自ら契約を更新せず、2シーズン限りで日本にある居住拠点に帰国することにした。
スペインではどんなことを学んだのだろうか。
「日本では非難されると思いますが、向こうでは育成年代から球際のえぐさや反則のもらい方も含めてサッカーです。あらゆる知恵を絞った激しい戦いで、日本人からしたらおかしいと思うようなことがたくさんあります。ピッチに倒れると、時間かせぎでわざとなかなか起き上がらないことなんて普通です。スペインのサッカーは日本人にとって、競技の枠を超えているように感じるかもしれません」






