「チャンスがあればゴールは狙っていた」と振り返る深瀬。なかでも2点目は圧巻だった。2人のディフェンダーをスピードで抜き去り、最後はGKを冷静に交わしてネットを揺らした。「スピードには自信があります。GKも見えていたので、落ち着いて決められました」と自信をのぞかせた。
正木昌宣監督も「ゴールだけでなく、前線からのチェイシングや献身的な守備など、山田のFWらしいプレーでチームを支えている。質の高い動きが結果に繋がっている」と深瀬を高く評価する。
この日は、令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選決勝で野辺地西に敗れ、青森県内での418連勝が途絶えて以来の県内での公式戦。青森山田はインハイ予選の悔しさをバネに、直近の高校年代の最高峰のリーグ・プレミアリーグでは7勝1敗1分と好調を維持し、現在5連勝中で2位に位置している。
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▽第104回全国高校サッカー選手権青森予選
第104回全国高校サッカー選手権青森予選