後半39分、専大松戸、CKのチャンスからシュートを立て続けに打った際、相手選手がペナルティエリア内でファールを犯し、PKの判定。千載一遇の絶好機。キッカーを任された主将MF14鬼頭航大がど真ん中に蹴り込んで同点に追いつき、振り出しへ。そのまま延長戦に突入。迎えた延長前半4分、流経大柏がロングスロー。一度、跳ね返されたものの、MF4島谷義進がつないで展開。ペナルティエリア付近、MF8昇純希の横パスをフリーで受けた途中出場MF9山元琉士が右足で叩き込み、待望の追加点。その後、追いすがる専大松戸の追撃をかわした流経大柏が辛くも制し、全国行きの切符を手にした。

 殊勲のMF9山元。決勝弾を放った瞬間を「当たった感触がよかったです。ボールの軌道を見たとき、良いコースだったので『これは来たかな』と感じました。喜びが舞い上がりました」と会心のゴールを振り返った。

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▽第104回全国高校サッカー選手権千葉予選
第104回全国高校サッカー選手権千葉予選