MF長璃喜(3年)

 ふたりともドリブルが最大の武器だ。長のスピード豊かな持ち運びは超高校級で、山口のドリブルは軽やかながら力強い。特に長はここ一番での決定力の高さに評判がある。  

 6チームの練習に参加した中から川崎を選んだ理由について長は、「チームの雰囲気が良く、シンプルにここでやりたいと思ったから」と理由を述べ、3チームの練習を体験した山口は「トレーニングに参加したら強度が高く、湘南の選手はみんな上手だったので自分が成長できるクラブだと感じた」と語った。  

 また松井は「練習では自分に足りない頭を使うことを求められた。ここを鍛えたくて仙台に行きたいと思いました」と笑顔で話した。  

 川崎のトップチームの向島建スカウトは長について、「スカウトを20数年やっていますが、このレベルの高校生は久しぶり。スピード、ドリブル突破、決定力がある。チームの顔になれる素材だと思う」と最大級の評価をする。  

 長は今年の第104回全国高校選手権予選で、浦和学院との初戦の準々決勝では最初の同点ゴールを決め、ファイナルの武南戦では後半アディショナルタイムに決勝ゴールを蹴り込むなど、決定力の高さと勝負強さを発揮した。  

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