盈進東野イレブン

 1985年創部の東野サッカー部はこれまで特記するだけの実績を残せないでいたが、昨年は全国高校総体(インターハイ)予選で本庄第一狭山ヶ丘という難敵を連破して初のベスト16入りを果たした。

 新人大会は西部支部予選初戦の2回戦で所沢中央に1-2、第104回全国高校選手権予選も1次予選初戦の2回戦で伊奈学園に0-1で敗れたものの、リーグ戦では8勝6分け無敗で西部支部最上位のWリーグを初めて制した。14試合で唯一のひと桁となる6失点の堅陣を誇り、無失点試合が9度もあった。

 主体的にプレーできる自立した選手の育成が、チームの基本理念だ。失敗を恐れずに進歩を続け、常識を超越する情熱を持ってサッカーに向き合うことを求めている。個の力をベースにした組織力を前面に押し出し、変化を生み出せる魅力的な選手の育成を追求する。

 2021年に就任した日大出身の須釜洋勝監督は、日大文理学部サッカー部で学生コーチを務め、強豪の早稲田実業(東京)などでヘッドコーチを歴任し、19年に保健体育科教諭として東野に赴任。サッカー部部長を経て、21年に監督と部長を兼任し、翌年から監督専任となった。

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