須釜洋勝監督
「去年のインターハイ予選では、すべての公式戦を通じて初めてベスト16に入れました。みんなで守って攻めて、一生懸命に頑張れるチームでした。疑問点や改善したいことがあると、私たちに個別で質問しましたし、チームの雰囲気が少し緩み出すと自分たちで切り替えられる自主性を持っていたんです」
須釜監督はこう説明すると、「つなぐとか縦に速いサッカーだとか、私は戦い方にもシステムにもこだわりはありません。その時いる選手の個性によって、戦術は臨機応変に変えています。次の試合でやり方がまったく違うこともありますよ」と笑顔を交え、巨体を揺すりながら自らの信念をこう述べた。
S3の第2戦は細田学園セカンドに歯が立たず、ほぼ防戦一方に追いやられる90分だった。失点はすべて最初と最後の10分以内で、前半9分に先制点を奪われ、後半44分に5点目を失っている。
1年生からのレギュラーで、背番号10を付けて2年目となる大森は、「前半の早い時間に先制されることが多いので、経験を積みながらそこは改善していきたい」と話し、修正すべき緊急課題は織り込み済みだ。
チームの特長を尋ねると「今年は全員が走力には自信を持っている」と切り出し、「相手のミスを突いてカウンターからチャンスを仕留めたい」と戦い方の一端を披露。「インターハイと全国高校選手権の両方の予選でベスト8に入るのが目標です」と意気込みを示した。浦和南セカンドとの開幕戦で、鮮やかな中距離弾を決めたのが大森だ。
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