FKで2点を演出したMF遠藤峻希(3年)

 「気持ち良かったです。めっちゃいいシュートだったですよね(笑)」と試合後におどけた高儀だが、その得点を演出した遠藤への信頼は絶大だ。

 しかし、対戦相手の都立小山台も黙ってはいない。失点に気落ちすることなく反撃に転じると、前半のうちに同点に追いつき、試合を振り出しに戻す。淑徳にとっては、一気に流れを持っていかれかねない苦しい時間帯となった。

 遠藤は「一回点を取られると落ちてしまうところもあった。もっとキープして落ち着かせたかった」と、反省を口にした。それでも、中盤の底でコンビを組む高儀と遠藤の二人が苦しい展開でもチームを支えた。

 「いつも言い合って、いつもケンカしてます(笑)。それくらい真面目にやってるし、信頼感があるんです」と高儀が語る通り、2年半積み上げてきた阿吽の呼吸が、チームの支柱となった。

 後半、再び試合を動かしたのは、またも遠藤のキックからだった。淑徳はセットプレーのチャンスを得ると、遠藤の左足から放たれたボールがゴール前へ。混戦の中、FW宍戸煕晃(3年)が泥臭く押し込み、勝ち越しに成功する。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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