吹田東 vs アサンプション

 対戦相手のアサンプションを率いるのは、ガンバ大阪アカデミーで稲本潤一や新井場徹らを育て上げたプロフェッショナル、上野山監督。摂津槻の木を率いてきた鈴木監督にとっても先輩にあたる名将だ。

 格上を前に、鈴木監督が選手たちに授けたことは「行ってしまわんと止まれ(飛び込まずに我慢しろ)」という鉄則だった。

 「DFもGKも一緒です。飛び込まんと我慢強く対応しようと。止まったところに、たまたまシュートが飛んできましたね(笑)」

 指揮官は照れくさそうに笑うが、その「たまたま」を呼び込めたのは、選手たちが実直にその鉄則を守ったからだ。中体連出身で、これまでGKコーチもおらず自己流でやってきたというGK1谷野颯紀(3年)は、指揮官の「動きすぎるな」という教えを忠実に守り、雨あられと浴びせられるシュートを次々とファインセーブ。相手の猛攻を終盤まで最少失点で凌ぎ続けた。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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