奈良クラブユースの内野智章監督
内野監督は日本フットボールリーグ(JFL)の愛媛FCで現役を退いた後、06年に部員12人の興國サッカー部監督に就任。徹底的に個のスキルを伸ばす手法で大阪を代表する強豪に育て上げた。在任中の全国高校サッカー選手権出場は19年度の第98回大会だけだが、元日本代表FW古橋亨梧(ロサンゼルス・ギャラクシー)、MF國武勇斗(J2カターレ富山)ら40人以上のプロ選手を誕生させたように、個人能力を最大限に引き延ばす手腕は高い評価を受けている。22年には高円宮杯プリンスリーグ関西を制した。
そんな内野監督が24年2月、19年間奉職した興國をやめて奈良クラブに“移籍”してきた。「監督を外れ、チーム全体を統括する部長のような立場になり、好人材をスカウトし育てて大学やプロに送り込む役割に変わったんです。自分はマネジメントよりも現場が好きなので退職を決めました」と職場を変えた経緯についてこう語った。
新天地候補はいくつかあったが、旧知の奈良クラブ・濵田満社長から「高校をやめるのならうちに来て」と誘われた。09年から始まった興國のスペイン遠征をコーディネートし、通訳を引き受けてくれたのも濵田社長で、山梨県で活動する中学生年代のクラブ、アメージングアカデミーの運営会社代表取締役も濵田氏だ。
【次のページ】 県内では圧倒的な強さを誇る奈良ユース 強豪チームに2連敗も....内野智章監督「通用する部分と足りない面が明確になった」(3)
▽ECLOGA U-18 IN埼玉 2026
ECLOGA U-18 IN埼玉 2026