藤枝東MF川口太崇(写真左)
難敵を相手に5発の快勝。幸先の良いスタートを切ったが、試合後の川口の口からは「緊張した」という言葉が何度もこぼれた。それもそのはず、彼らにとってこの選手権は、これまでとは全く違う重みを持っている。
「一発勝負で負けたら終わりの世界。1、2年生の時はこんな緊張はなかったです。でも、今年は抽選会の動画を見ている時から緊張しましたし、最終学年というのはこういうものなのかと改めて感じました。メンバーに入れなかった人の分もとか、この選手権に憧れて(藤枝東に)入ってきた人も多かったので、メンバー発表の時は心が切なくなりました」
背負っているのは、メンバーに入れなかった仲間の想いだけではない。昨年の選手権予選決勝での悔しさ、そして今年のインターハイ準決勝で、全校応援を背にしながら静岡学園に1-6と大敗した不甲斐なさが、彼らを突き動かす原動力になっている。
「去年の決勝で負けてから、まずは初心に帰ることをチームで共有しました。『今年は去年とは一味違うな』と思わせるプレーをしたいとみんな思っていたので、練習の強度や雰囲気はガラッと変わりました。インハイでの悔しさは、選手全員が今も持っています。この選手権では、歯を食いしばって最後まで戦う姿を見せたい」
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▽第105回全国高校サッカー選手権静岡予選
第105回全国高校サッカー選手権静岡予選