開始と同時に激しくぶつかり合う両者。開始早々、駿台学園6番吉澤が対人プレーから負傷をしてしまうアクシデントに見舞われてしまうがプレーを続行。そんな中、駿台学園は前半12分、右からのクロスに素早く11番布施が反応し、ボールをゴールに押し込み先制点を奪う。一方、先制ゴールを許した大森学園だったがすぐさま同点に追いつく。同19分、左コーナーキックのチャンスから15番塩田が身体を投げ出して滑り込み同点ゴールを奪取。駿台学園は6番吉澤が正確なキックでゲームを展開し、8番高根沢は鋭いターンとドリブルでバイタルでボールを受ける。そして、11番布施はDFラインとの駆け引きとドリブルで勝負していく。大森学園は8番遠藤が高い技術で中盤にタメを作り、9 番平木は左サイドでスピードで勝負し、11番藤井は常にいて欲しい前線の位置で身体を張る。同24分、駿台学園の中盤を支えていた6番吉澤が怪我に耐えながらプレーしていたが、ここで7番渡辺鉄也と交代。しかし、駿台学園の勢いは止まらない。同26分、左サイドでボールを受けた7番渡辺がゴールを決め勝ち越しに成功。

 今度は大森学園が反撃に転じる。前半31分8番遠藤、9番平木、11番藤井のきれいな右サイドの崩しから、10番渡邊がしっかりと点を決め、2-2の同点とする。勢いに乗る大森学園は同37分には、左サイドでボールを受けた11番藤井から9番平木にパスが通り、これを決め遂に逆転に成功する。一方、意地でも前半の内に追いつきたい駿台学園は同40分、11番布施が相手をすり抜けるスーパーなドリブルからワンツーでボールを受けシュートを放つとこれがゴールに吸い込まれ、試合を振り出しに戻し前半が終了する。

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