後半も、引き続き國學院久我山ペースで試合が運ばれる。目白研心8番柴田、3番加藤の捨て身の守備でなんとか耐えるも、次第に自陣に押し込まれてしまう。後半4分、國學院久我山13番山本のドリブルから得たチャンスに、16番野田が滑り込みながら魂のシュート。これがゴールとなりリードを3点に広げる。なんとか1点を返したい目白研心は同6分、コーナーから3番加藤がボレーを放つ。一度は弾かれ、7番宮沢が詰めるも、決めきる事が出来ない。 目白研心は3番加藤、7番宮沢、6番渡邊、5番梁川を筆頭にインターセプトからカウンターに活路を見出そうとする。後半中盤以降耐える事は出来るものの、中々ゴールまで行く事が出来ない。そんな中、後半35分、國學院久我山18番粕川幹太がゴール前の混戦から駄目押しの1点を決めると、4-0でこのまま試合が終了する。時間帯により耐えながら闘い、意地を見せていた目白研心は、エース10番芹沢もゴール付近では仕事をさせて貰えず、全体でボールを持ちながら相手を押し込むスタイルの國學院久我山が4-0で勝利し次戦に駒を進めた。プレッシャーが強い時間帯にエースとして得点を決めた10番宮本の活躍が光った。
(文・写真 石津大輝)