後半息を吹き返した実践学園。積極的な選手交代も含めて前半を上回るハイプレッシャーを掛け、サイドからの攻撃が更に厚みを増す。給水タイム明け、足をつる選手が出だした國學院久我山に対し遂に反撃の狼煙をあげる。後半26分、実践学園は左からのクロスを中央で合わせたのは途中投入の18番FW古川真人。打点の高いヘディングを突き刺し1-2、1点差に詰め寄る。國學院久我山も選手交代で前線にフレッシュな選手を送り込み応戦するも、後一歩の所で実践学園を崩しきれない。國學院久我山1点リードで迎えた後半アディショナルタイム。実践学園のヘディングがバーを叩くシーンが生まれるも試合はそのまま終了。

 1点のリードを守り切った國學院久我山が昨年選手権出場を掛けた一戦の雪辱を果たし2次トーナメント2回戦へコマを進めた。

(文・写真 甲斐雅人)