先に仕掛けたのは國學院久我山。後半3分、5番福井はミドルシュートを放つがGK宮崎が弾く。ここに10番宮本もつめるが、シュートは枠の右へ逸れた。一方、駒澤大学高等学校は同4分、2番山田が右サイドからあげたクロスに10番原田が打点の高いヘディングで合わせる。これがファーポストに吸い込まれ、2-1と駒澤大学高等学校がリードする。何としても追いつきたい國學院久我山と決死の覚悟でリードを守ろうとする駒澤大学高等学校は最後までデッドヒートを繰り広げる。しかし、試合はこのまま2-1で駒澤大学高等学校が勝利。終盤、國學院久我山駒澤大学高等学校を押し込み自分達の望む展開を手にしたが、11人全員で闘い抜いた駒澤大学高等学校が魂で勝利を手中におさめた。

(文・写真 石津大輝)