立ち上がりからGK含めて丁寧にボールをつなぎショートパスを主体に攻撃を展開する成立学園に対し、ボール保持率こそ下回る大成はボールの奪いどころが非常に明確で前線から連動した守備により決定機を容易には作らせない。逆に奪ったボールを長身10番MF児島進之介に付けチャンスを伺う。時間が経つにつれて成立学園はロングパスも交えた豊富な攻撃バリエーションを魅せるも、この日ワントップに入った10番FW窪田稜がサイドに流れて起点を作った際に孤立するシーンが目立ち、中盤の飛び出しが薄くバイタルエリでの迫力に欠け決定機が作れないまま試合が続く。そんななか前半31分大成、2番DF今西奏真の左コーナーキックから中央に滑り込んだ5番DF金井渉が右足で押し込みゴール、1-0と先制に成功する。なんとか前半のうちに追い付きたい成立学園は同39分、左サイドを崩し中央へ攻め込み一度は大成ディフェンスに阻まれるもクリアのリフレクションが右サイド7番MF高木健匠に繋がりGKと1対1のシーンもシュートはGKの正面。このまま前半を1-0大成リードで終えると試合は後半戦へ。