立ち上がりは駒澤大学高等学校の11番羽鳥陽祐と10番原田大渡のツートップをターゲットにしたロングボール中心の攻撃に苦しめられる那覇西。9分にも駒澤大学高等学校。相手の縦パスをインターセプトした左SB5番島田竜汰がFW11番羽鳥陽祐とのワンツーで抜けだし、深い位置からセンタリングを送るが惜しくも味方には合わず先制点は生まれず。駒澤大学高等学校ペースの試合展開の中、那覇西は14分にMF10番宮城海が中央からドリブルでボール運び、味方に預けてDFラインの裏でボールを要求する。GKとDFの間に落ちたボールをシュートまで持ち込むが、体を投げ出したDFにブロックされゴールとはならず。

 直後の駒澤大学高等学校の攻撃でこの試合最初のビックチャンス。相手陣地右サイドでスローインを得ると右SB2番山田英生がロングスローをゴール前へ。1度クリアされたボールをPA外中央から7番涌井漣が左足でダイレクトボレー。強烈なシュートはゴールライン手前でDFに当たりMF6番細川竜征の前にこぼれるが、鋭い飛び出しの那覇西GK新垣凱斗が先に触りなんとかピンチをしのぐ。

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