徐々に相手のプレッシャーに慣れ始めた那覇西が得意のパスワークからチャンスを作り始めて24分。FW9番高良竜太朗のポストプレーからMF11番宮國永遠へとつなぎ、更に右サイドのスペースへ走りこんだ右SB4番大城琉賀がボールを受けてGKとDFの間にグランダーのクロスを送る。ファーサイドのMF6番金城竜馬が左足で合わせるがDFの体を張ったブロックで同点とはならず。
前半残りわずかの35分に均衡を破るゴールが生まれる。駒澤大学高等学校の左サイドからのクロスを8番江藤惇裕が収めて落としたボールを右SB2番山田英生がダイレクトシュート。ボールはDFに当たり、ゴール前ふわりと浮いたボールを10番原田大渡が下がりながら難しい体勢でボレーを合わせてゴールネットに突き刺す。前半は追い風を生かした駒澤大学高等学校がリードで後半へと折り返す。
早く追いつきたい那覇西が後半開始早々にスーパーゴールでスコアを振り出しに戻す。後半15分、DFと中盤のギャップでうまくボールを受けたFW11番宮國永遠がDF1人を巧みなドリブルでかわしゴールへ迫る。カバーに入るDF陣より一瞬早く振りぬいた右足のシュートはゴール右隅のネットを揺らした。これでスコアは1-1。