1回戦に続き、2回戦も9得点大勝。昨年は1年時から出場していたメンバーが多数いる中で成熟を迎えた「グループ」での崩しがメインだったが、今年の昌平は「個」の高さが光る。
大和や須藤ら、昨年から絡む選手に加えて、「もともと新チームに切り替えとなった瞬間にはチームの中心になると思っていた。非常に楽しみ」と指揮官が期待を寄せる紫藤やボランチの小川優介が技術の高さを発揮。また新チームからサイドバックに挑戦中の大竹は持ち前の強力なキックで2点を叩き出すと、2回戦ではハットトリックを達成し、もっかチーム得点王だ。
交代出場組でも鎌田がベルギー1部・シントロイデンでゴールへの嗅覚を覚醒させた兄「大地」譲りの得点感覚を見せ、昨年は須藤とともに国体優勝を経験した山内も少ない出場時間で結果を残した。また大和とは違ったトップ下像を持つ棟方豪郎も楽しみなタレントのひとり。
藤島崇之監督は「(今年のチームは)去年よりうまいし、去年より前に進む推進力もあるので楽しみな選手、伸び代のある選手が多い」とニュージェネレーションたちに期待していた。