針谷、原田ら続く昌平のNEXTボランチ・小川 小柄さ感じさせない「予測」と「判断」
昨年からメンバーも大きく入れ替わった昌平が、今季公式戦初戦でその攻撃力を見せつけた。
立ち上がりからトップ下に入った大和海里がキレのあるドリブルでゴールに迫ると、前半15分にコーナーキックのこぼれ球をDF大竹琉生が決めて先制。その3分後にはMF紫藤峻が技術の高さを見せる。細かいタッチでキーパーを交わすと、無人のゴールに流し込んで加点した。
前半26分には10番のMF須藤直輝のカットインから1トップの小見洋太が倒れこみながら沈めて3点目。32分にはDF柳田亘輝がドリブルからのシュートを決めて4ー0で折り返した。
後半は代わって入った選手が活躍。15分、紫藤の後ろからのパスをエリア内に走りこみながらピタリと収めたMF鎌田大夢が右足でゲットすると、29分にはそのわずか2分前に投入されたばかりのFW山内太陽が大竹のクロスを豪快にヘディングで叩き込んでチーム6点目とした。
後半35分には左サイドバックながら最多の4本のシュートと存在感を放った大竹が、フリーキックから強烈な一発をニア上に突き刺してこの日2点目とし、ゴールショーを締めくくった。
一方、北部支部を2位で勝ち抜いた熊谷工業はカウンターからFW清水快飛を走らせるシーンが何度かあったが、相手の守備を前にシュート機会を作れず。後半には途中出場のFW斎藤海翔がキーパーと1対1の状況を迎えたが、うまくミートすることができず無得点に終わった。