針谷岳晃(ジュビロ磐田)や山下勇希(東洋大学)、原田虹輝(川崎フロンターレ)など(サンフレッチェ広島でプレーする松本泰志も藤島監督に将来のボランチを示唆され、実際にプロ入り後はボランチに)、毎年優秀なボランチを輩出する昌平のNEXTボランチが小川優介だ。
昌平下部のFC LAVIDA産の1年生。前任の原田も小柄なタイプだったが、「身長は165あるかないか。体重も49とかしかないです」とさらに小柄だ。だが一度ピッチに立てばそこを上回る予測と判断で体格差を感じさせないプレー。意識的に取り組んでいる守備や武器のドリブルに加え、何より90分を通じてゲームコントロールが光った。藤島監督も「技術的な部分もそうですけど、ゲームをうまくコントロールできたのが非常に良かった」とプレーぶりを讃えた。
目標とする選手像はイスコ(レアル・マドリード)やイニエスタ(ヴィッセル神戸)。「ドリブルする時の間合いとか、シュートもうまい。自分はシュートがないので、そこは動画とかを見て学んでいきたいと思います」という技巧派ボランチは「今年はまず5冠を取ってプリンス参入も目指して、最後は選手権優勝も狙っていきたいと思います」と大きな展望を語った。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登