選手交代によりDFラインがやや不安定になったところを見逃がさない多摩大目黒は、ボールコントロールが難しいピッチでも中盤から前線にかけて丁寧なパスを繋ぎ、崩しにかかるがシュートまで持ち込めない状況が続く。押し込みながらももどかしい攻撃が続く多摩大目黒は、21分4番・鎌田雅大が右斜め45度の位置からファーストシュートとなるミドルシュートを放つが枠を捕えることができない。
序盤から守備的な試合運びを見せる国士舘は、競り合いに対する強さに加え、センターDF4番・丸山拓海のカバーリングも冴えるなど守備を立て直すと、DFラインからのロングボールがFW 10番・木村大輝に収まるようになり、攻撃の起点が生まれる。24分にはその木村が右サイドに流れ、ゴール前にアーリークロスを送ると、7番・斉藤幸二がフリーで飛び込むが惜しくも合わず。
一進一退の攻防の中で前半最後のチャンスは35分、多摩大目黒の左からCKにファーサイドで15番・小山義隆がヘッドで合わせるが惜しくもGKに防がれゴールとはならず。非常に締まった前半戦はスコアレスに終わり、勝負は後半に持ち越された。