攻撃の形は作るも最後の「個」が課題に FW古澤「もっと質にこだわっていきたい」

序盤から浦和東はボールを保持しながらDF松本ケンチザンカが縦パスを打ち込んでいくが、5バックで後ろを固めてくる相手に対し有効打を打てないまま前半をスコアレスで終える。

後半も構図は変わらず。開始直後に立ち上がりからからハードワークを見せていたMF佐藤翼丞が相手のクリアミスをカットしてシュート、10分にはDF本間大翔のロングスローからFW古澤将吾がすらして松本がヘッドで押し込みに行くが、相手の堅守を崩すことができない。

すると後半22分にセットプレーの守備がルーズになったところを叩き込まれて今大会初失点。さらにその8分後には中盤でボールを失うと警戒していたカウンターから2点目を失った。

攻めるしかない浦和東はヘディングに強いFW佐合陸哉、FW池田晴紀を投入。DF安食龍成も前に加わりパワープレーに出る。後半34分にはロングボールを佐合が落として、松本のライナー性のクロスに安食が合わせたがこれは枠外。その後もセットプレーなど、後半は11本のシュートを放ったが、最後までネットを揺らすには至らず。0ー2で敗れ、準決勝敗退に終わった。

【次のページ】 勝負に徹してきた相手を最後まで崩しきることができなかった。