しかし得点に結び付けられずにいると、後半27分にひとつのミスを突かれて失点。その後は追う武南が猛攻を仕掛けるも刻一刻と時間が経過していく中で試合はアディショナルタイムに突入したが終了間際の43分、献身的なプレーを見せていた矢地がフリーキック、さらにそこからPKを獲得。これをMF清水光太が冷静に右足で流し込んで土壇場で再び同点に追いついた。
延長後半には前線で大谷が相手の横パスをカット、そこから狙ったがキーパーに掻き出されてゴールとはならず。PK戦では全員が決めた日大藤沢に対し、1、3本目を外して力尽きた。
後半は武南らしい攻撃サッカーも見られたが、逆転に持っていく体力は残されていなかった。
同点弾の青野は「もっとエリアに入る回数を増やしていきたかったんですけど、足が攣ってしまったので本当にチームに申し訳ない」と反省。延長後半にパスカットからチャンスを迎えた大谷は「あそこでもう少し体力があって前に運べたら、勝負をつけられたのかなというのは悔しいところ」とした。また、前半はコミュニケーションが足りていなかったことも悔やんだ。