打ち合いとなった一戦は尚志が3-2で物にし、3回戦へ
令和元年度高校サッカーインターハイ(総体)の2回戦が行われ、東海大相模(神奈川2)と尚志(福島)が対戦。打ち合いとなった一戦は尚志が3-2で物にし、3回戦へと駒を進めた。
尚志は負傷でコンディションが万全ではないため、J1鹿島内定の9番染野唯月が1回戦に続き、この日もスタメンから外れたが、「染野抜きで良いチームになるのを目標にしてきた」(仲村浩二監督)。
「昨日も唯月抜きで5-0と良い形で終われたので、前半も同じように戦えればと思っていた」と10番山内大空が振り返るこの日も前半2分に6番福田隼也の縦パスから山内が左サイドを抜け出すなど、序盤から絶対的なエース不在を感じさせない戦いぶりを披露した。試合を通じて、相手の脅威となったのは空中戦だ。左右から繰り出すロングスローやCK、FKから、183cmの大型ストライカー17番の阿部要門らが競り合う姿は迫力十分で、5分には右CKを4番中川路功多が打点の高いヘディングで合わせて、尚志が幸先よく先制した。
先制点を許した東海大相模もやられっぱなしではない。10番渡邉雄馬の緩急のつけたドリブルやレフティーの7番長嶋風太の仕掛けでリズムを作ると、15分には相手エリア右でFKを獲得。ゴール前に入れたこぼれ球を15番祐島大雅が打ち返すと、最後は8番戸澤龍人がスライディングで押し込み、同点で前半を終えた。
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)