富山第一、インハイ最高成績に王手
令和元年度高校サッカーインターハイ(総体)の3回戦が行われ、阪南大高(大阪1)と富山第一(富山)が対戦。両者無得点のまま進んだ一戦は、0-0(5-3)で富山第一が制した。
「やるべきことはやった試合。誰が良い悪いではなく、勝てないのはチームとしての弱さ。大阪のチームは毎年全国に来られるわけではないので、勝たせてあげたかった」。試合後、阪南大高の濱田豪監督がそう口にする。富山第一高の加納靖典コーチも「本当に強い相手に対してよく粘って勝ち切ってくれた。正直言えば、相手が外してくれたから勝てた試合だけど、最後まで粘れたからもそうなったのかもしれない。そこが勝負の綾だったと思う」と評したように阪南大高のゲームだったが、粘り強くベスト8入りを引き寄せた。
序盤に見せ場を作ったのは富山第一だ。1回戦からの登場となった阪南大高に対し、富山第一は2回戦からの登場。相手の疲れを考慮し、序盤はシンプルに9番鈴木崚加と11番碓井聖生の2トップにロングボールを入れ強引にゴールを狙った。前半4分には鈴木、14番広瀬翔一朗と繋いで最後は左の5番真田滉大がゴール前にパスを入れたが、味方と合わず。奇襲作戦が上手く行かずに終わると次第にゲーム流れは阪南大高に傾いていく。
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)