先制されても動じず 尚志が逆転勝ちで初の4強

 令和元年度全国高校サッカーインターハイの準々決勝で共に勝てば初の4強となる尚志(福島)と初芝橋本(和歌山)が対戦し、尚志が4-2で勝利し準決勝進出を果たした。

 尚志のスターティングメンバーは、GK鈴木康洋、DFは、吉田奨、坂従颯蒔、中川路功多、瀬齊駿登、渡邉光陽、MFは、福田修也、松本岳士、FWは、山内大空、黒田陸斗、阿部要門。鹿島内定のFW染野唯月はベンチスタートとなるが、サイドと2列目から人数をかけ、厚い攻撃を展開していく。対する初芝橋本のスターティングメンバーは、GK横井海斗、DFは南條斎、若松楽人、中村航、高谷和希、MFは、山口颯士、河井章人、青山将大、西淵啓斗、FWは、大谷澪紅、名願央希。4‐4‐2の2トップ、11番名願央希のスピードと、10番大谷澪紅のテクニックで尚志ゴールに迫る。

 試合は立ち上がりから初芝橋本ペースで進む。10番大谷澪紅、11番名願央希を起点とし、人数をかけスピードのある攻撃でチャンスを作り尚志ゴールを脅かす。初芝橋本の立ち上がりの良さが目立つ中、ゲームが動く。前半9分、2番南條斎のコーナーキックから、8番河井章人がヘディングで合わせ先制点をあげる。その後も初芝橋本の攻撃力は落ちず、多くのチャンスを作る。

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▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)