前半17分、都立保谷10番南が身体を張り、ロングボールをヘディングで逸らすと、タイミングを見て走り込んだ9番吉田がボールを拾う。完全に抜け出し、GK石原と一対一を迎えると、しっかりとゴールを決める。1-0とリードする事に成功する。前半はこのまま都立保谷が1-0リードのまま折り返す。前半終盤、都立保谷は10番南の島が相手DFの前のバイタルに落ちる事で、9番吉田がより相手DFの裏でフリーになれていた。
後半開始、都立狛江17番奥村が持ち前のスピードで裏に抜け出し、シュートを放つも、枠を捉えることは出来ない。後半3分、都立保谷11番関から10番南へ絶妙なスルーパスが通ると、10番南がこれを一閃。見事左サイドネットを揺らし、2-0と突き放す。1点を返したい都立狛江は13番櫻井、17番奥村が前線を躍動し、ゴールに迫る。後半9分にも、17番奥村がGK岩澤と一対一のチャンスを迎えるも、放ったシュートはゴール僅か右。後半から出場し、存在感を放っていた10番櫻井太陽が負傷退場。後半はテンポ良くボールを回せている時間帯も作れていた狛江だけに、痛手となった。
後半21分、都立狛江、途中出場で投入された15番角谷悠太郎が馬力のあるドリブルからクロスをあげる。最終的に14番田中大梧がシュートを放つも、弾かれる。更にそのすぐ後、15番角谷のドリブルから19番内藤に繋ぎ、チャンスを迎えるも、決め切ることは出来ない。都立狛江は後半アディショナルタイム1分、コーナーキックのチャンスから、7番今中が押し込み2-1とする。追いつく事に希望を見出した都立狛江は、5番福島碧人が、左サイドにいる17番奥村にボールを展開すると、17番奥村はそのままクロスをあげる。ファーサイドにいた2番伊藤が、打点の高いヘディング。これがゴールに吸い込まれ土壇場で2-2と追いついた。キャプテンが闘魂を見せ、劇的追い上げを見せた。後半アディショナルタイムに2点を返した都立狛江、勝負は延長戦へ。