昌平はMF須藤直輝、MF大和海里らが最後まで仕掛けていく姿勢を見せたが、1点が遠く。逆に正智深谷は後半37分にクロスからの混戦からFW金田奎人が決めてダメ推しとなる3点目。新人戦で0ー3と敗れた相手に対し、3ー0とリベンジした正智深谷が注目の一戦を制した。
小島時和監督は「状況を見て、よく判断してやってくれた。みんなで相手の機能しないコースを徹底して抑えることができた。昌平は攻撃が全国クラス。その攻撃を抑えた守備が勝因だと思います。きつかったと思うけど、よくやり遂げてくれた」と“0”で耐えた守備面を称えた。
新人戦になくて、この試合にあったもの。それは先制点だ。2月の戦いでも前半は押し込んだが、得点だけが足りなかった。そういった意味ではMF浅見竜輝の1点目は重要な瞬間だった。
前半16分、松野からのアーリークロスに「ボールが浮いている時にもうゴールを意識していて、シュートを打とうと思っていた」と浅見。後ろ向きの守備に相手ディフェンスの対応が一瞬遅れた中でトラップしてからという選択肢もあったが、「キックには自信があったので、思い切り振りぬきました」。直後真芯を捉えた豪快なダイレクトボレーがネットに突き刺さった。