攻めるしかなくなった浦和東は後半27分、MF加藤清登のクロスをFW古澤将吾がダイビングヘッドで狙うも一歩届かず。長身DF池田晴紀ら交代札を切りながら、終盤はDF安食龍成、DF松本ケンチザンガらも前線に出てゴールを狙ったが、ネットを揺さぶることはできなかった。
「全然できるっていう雰囲気は作り出せていた。逆転できると思ってプレーしていました」。関東予選のふじみ野戦は失点後に崩れたが、この日のチームはそれを跳ね返す強さがあった。
後半17分、左コーナーキックを獲得すると、キッカーのMF佐野佑真「下がスリッピーなのはわかっていたので相手の選手の前でバウンドするような速いボールを入れれば直接も入るし、誰かが触っても入ると考えていたので」。右足のインにかけて蹴られたスピードボールはエリア内でハーフバウンドしながら「狙い通りの形」で直接逆サイドのネットに突き刺さった。