安野がフリーキックから決勝点 成徳深谷戦に続きキックで魅せたゲーム主将
関東予選8強でも相まみえた両雄。先にゲームを動かしたのは武南だった。前半9分、FW大谷涼太がエリア内に送った浮きパスに反応したMF飯塚翼が左足で飛びついてネットを揺らした。
前回は失点後崩れた埼玉栄だったが、この日はここから逆境を跳ね返す力強さを見せる。前半15分、MF小山翔のスルーパスに抜け出したMF梅津遼馬が決めてすぐさま同点に追いついた。
その後も武南が攻勢を仕掛ける中で、埼玉栄は粘り強い守備でエリア内への侵入は許さず。サイドでもしっかりと寄せて相手の武器であるクロスを封殺する。前半35分には梅津の右足のフリーキックが枠を捉えたが、ここは武南GK渡辺海斗がジャンプ一番掻き出して難を逃れた。
武南は1ー1で折り返した後半1分に飯塚がこの日2点目を決めて突き放すが、埼玉栄は8分にFW藤原統真が前線から激しく寄せてボールを奪うとそこからショートカウンター。ドリブルで抉った梅津のクロスに小山がダイレクトボレーを突き刺して再びスコアをタイに戻す。