まず1点を返したい南稜は後半22分、給水明けの最初のプレーでMF飯村太稀のロングスローをFW樋口航大が逸らし、ファーサイドで岡本が滑り込んで3ー1。勢いのまま25分にはクロスにMF朝倉健太が頭で合わせたが、ここはGK門馬翔輔の好守に阻まれてゴールとはならず。
追撃の1発を叩き込めずにいると後半28分、川口北はコーナーキックのこぼれ球をMF前野航平がエリア外から右足を一閃。低く、鋭いボールをゴールネットに突き刺し、勝負を決めた。
2回戦は調子が上がらず途中交代した福間だが、代表決定戦ではその屈辱を晴らすような2ゴール。指揮官も「この1日、2日ですごく成長した」とエースの精神面での成長を語った。
今予選からNo.10を襲名。初戦となった2回戦の栄北戦ではその重圧から思うようなプレーを見せることができなかったが、この試合では欲しかったゴールという結果に加え、ポストプレーに、前線からの守備にと最前線の役割をしっかりと実行。チームの攻撃を引き出した。