前戦は途中交代、10番福間が成長示す2G 県8強掲げ「川口、埼玉を盛り上げたい」
立ち上がりからボールを動かしながらゲームを優勢に進めたのは川口北。バックラインから丁寧に繋ぎながら試合のペースを手繰り寄せていくと、早い段階でスコアが動く。前半7分、MF川合健心のグラウンダーのクロスを10番のFW福間陸が左足でゲットして先制に成功した。
一方の南稜は縦に速い展開から、個の打開力のあるトップ下の岡本怜央が果敢なドリブル突破で相手ディフェンスに脅威を与える。前半32分には守備2枚の間を掻い潜ると、34分には再びエリア右から侵入して自ら右足で狙ったが、シュートは惜しくも枠を捉えることができない。
すると川口北は前半36分、ハーフウェイライン近くからのMF花村蒼太のフリーキックが風に乗ってそのままゴールネットを揺らして追加点。2ー0とリードを広げ、前半40分を終えた。
後半も川口北は福間を起点にボールを保持しながら攻撃。11分にはMF三上稜太の左クロスを走り込んだ福間が冷静にキーパーの上を抜いて逆サイドネットにこの日2点目を流し込んだ。