帝京長岡、持ち前の攻撃的なサッカーによって快勝!

(写真=森田将義)

 初の全国制覇を狙う帝京長岡が、持ち前の攻撃的なサッカーによって快勝し、幸先の良いスタートを切った。この日はロングボールが主体の熊本国府に地上戦を挑むため、MF7田中 克幸(3年)とMF14谷内田 哲平(3年)をトップ下に配置し、相手のボランチを後ろに下げる戦法に出た。その隙をMF6川上 航立(2年)が上手く利用することで中央を警戒させると、今度は空いたサイドを利用してチャンスを演出。機を見ては、「身体がキレている」(古沢徹監督)FW10晴山 岬への飛び出しを交えることで立ち上がりから熊本国府の守備にダメージを与え続けた。

 すると、前半19分にはMF9本田 翔英のパスを受けた田中がPAの左外から豪快な左足ミドルを叩き込み、帝京長岡が先制に成功した。25分には、晴山と田中のパス交換から谷内田がPA内を侵入。冷静にGKを交わして、放ったシュートがゴールネットを揺らした。

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