3試合連続の複数得点・シャットアウトで静岡学園が今治東を撃破
試合は開始早々から動いた。4分、ゴール前での直接FKを得た静岡学園は、MF16 井堀 二昭(3年)が強烈な弾道でゴール右隅上へ。これは今治東中等教育学校GK12栁原 洸汰(2年)のナイスセーブに阻まれたものの、ルーズボールを素早く回収した井堀が右サイドをえぐってから左足でクロスを供給。そして転がったボールをペナルティーエリア前でのトラップでコースを導き出したMF8浅倉 廉(3年)が、ふわりと浮かせてのミドルシュートを決め先制。高校サッカー界に一大変革をもたらした井田 勝通・前監督時代から引き継がれる「サッカーは芸術だ」を体現したゴールだった。
しかし、この一戦ではMF14馬場 優汰(3年)をボランチで先発させ、MF7岡本 航汰(3年)を右サイドからフリーで動ける立ち位置に入れた今治東も、2回戦2ゴールのFW髙瀬 太聖(2年)と岡本を起点とし徐々に反撃。特に終盤10分間はカウンターから続けざまにチャンスをつかむなど、期待を抱かせる内容で前半を折り返した。
▽第98回全国高校サッカー選手権大会
第98回全国高校サッカー選手権大会