東大阪大柏原、5-0で初戦突破 4回戦へ
第98回全国高校サッカー選手権大阪予選3回戦で春日丘と東大阪大柏原が対戦し、東大阪柏原が5-0で勝利し4回戦進出を決めた。
東大阪大柏原は前半の7番飯堂龍之介の2ゴールにより、試合の主導権を握ることに成功。2-0で前半を折り返した東大阪大柏原は8番筒井綾大が中盤の底からゲームを左右に展開し舵取りをすれば、20番桂良悟が前線でターゲットとなり、7番飯堂龍之介はDFラインを鋭い動き出しで相手を翻弄。一方、春日丘は3番木下颯斗を筆頭にDFラインが耐えながら戦う。リードを広げたい東大阪大柏原は後半27分、9番高松主音の右サイドからの崩しを14番米澤可伊斗がファーサイドで押し込み3-0とすると、更に18番木村大和が独力突破で1点を追加。その後も1点を加点し試合を決めた。
3回戦敗退となった春日丘は12番大田真士から17番中島大輝、6番牧輝磨と左サイドに展開し、6番牧が地を這う強烈なシュートを放つシーンもあったが、最後までゴールネットを揺らすことは出来ず完封負けを喫した。
試合後、4回戦進出を決めた東大阪大柏原の杉山敬介監督は「初戦としての難しさはあったが、立ち上がりから相手の背後を狙えた。大阪は激戦区ではあるが、前から仕掛け、相手のDFの裏を狙うスピード感あるサッカーを展開し、東大阪大柏原の良さを出していきたい」とコメント。更に「交代で入った選手も狙い通りの働きをしてくれたおかげで、1試合を通して誰が出ても変わらないサッカーが出来た」と手答えを口にした。
(文・写真=石津大輝)