後半、清明学院はFW山下蓮(3年)を起点にゴールを奪いにいく。対する初芝立命館も高い集中力、チーム力でゴールを死守。清明学院は途中から投入された10番MF北出浩大(3年)、9番FW吉田大陸(3年)が鋭いドリブルで初芝立命館のゴールに迫る。47分、14番FW中山優(3年)のクロスから10番MF北出浩大(3年)が胸トラップから切り返し、左足でシュートを打つもこれはバーにはじかれる。続けざまに14番FW中山優(3年)も果敢にシュートを打つも初芝立命館1番GK山本楓(3年)に止められる。60分、初芝立命館は26番DF山本啓斗(3年)がピッチを縦横無尽に走り回り清明学院のディフェンスを混乱させ、10番FW仲里輝一(3年)がシュートを放つもボールは枠の外へ。68分、清明学院にチャンス。2番DF正徳陽平(3年)がロングシュートを放つとこれはバーに当たり、こぼれたボールに反応した17番・FW山下蓮(3年)が詰める。しかしこれを途中投入させた初芝立命館2番MF森下涼雅(3年)が身体を張って防ぎゴールを守る。後半終了間際には、初芝立命館4番MF福永泰斗(3年)が鋭いドリブルで侵入しチャンスをつくるも清明学院ディフェンスに止められる。両チーム攻め合うも結局ゴールは決まらず0-0のまま後半も終了し試合はPK戦へ。

4人目まで全員決めた先行清明学院に対し、後攻初芝立命館は4人目が外す。清明学院は5人目が決めれば勝利。全員が祈る中シュートするも初芝立命館GK山下楓(3年)に止められ勝敗はサドンデスへ。清明学院は7人目21番FW林裕旼(1年)が緊張感漂う中しっかり決めたのに対し初芝立命館は7人目が止められ試合終了。0−0(PK6−5)で清明学院が6回戦へと駒を進めた。勝利した清明学院は6回戦で関大一と対戦する

(文・写真=谷口一樹)

▽第98回全国高校サッカー選手権大阪予選
第98回全国高校サッカー選手権大阪予選