延長戦に入り足を攣る選手が出る中、両チームが死闘を繰り広げる。オープンな展開になり攻め合うもゴールは生まれず延長前半は終了。96分、近大附18番FW森圭が裏に抜け出した所を劇的なゴールを決めた5番DF高橋情が後ろから倒してしまい退場となる。近大附はそれで得たPA付近ゴール正面からのFKを9番FW金岡俊孝が左足で直接狙うもボールはバーの上に外れる。その後一人少なくなった東海大仰星が攻め込むがゴールは決まらず2-2のまま延長後半も終了。PK戦に突入する。
東海大仰星は近大附1番GK石田哲郎に1本目と3本目を止められてしまい失敗。対する近大附は4人全員成功。4-2で2戦連続PK戦となった近大附が勝利した。勝利した近大附はベスト4に進出し11月10日準決勝で興國と対戦する。
勝利した近大附の山田捻監督は「しんどい試合でした。東海大仰星にインターハイ予選の準々決勝で負けてるんで雪辱を晴らせてよかったです。先週PKで15人目までいって大変だったが、先週があったので選手も落ち着いてPK戦に挑めたのかなと思います」と振り返り、次戦に向けては「久しぶりのベスト4なのでなんとか決勝に行けるよう頑張ります」と話した。
(文・写真=会田健司)
▽第98回全国高校サッカー選手権大阪予選
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