交代選手3人が絡み見事に勝利!明秀日立が3連覇達成

 11月17日㈰、第98回全国高校サッカー選手権茨城予選決勝が鹿島スタジアムで行われ、3年ぶりに全国出場を狙う鹿島学園と3連覇をかけた闘いとなる王者・明秀日立。2016年度大会・2018年度大会と同じ顔合わせなった両チームの戦績は、2016年度に鹿島学園、2018年度は明秀日立が勝利を収めている。3度目の対戦となる試合は途中出場の1年生18番根本琳生の終了間際の決勝点で明秀日立に軍配が上がった。

▽スターティングメンバー

鹿島学園は中盤をダイヤモンド型に配置した4-4-2。明秀日立は3バックを採用した3-4-3-のフォーメーションでそれぞれゲームに挑む。鹿島学園はエース9番磯部直也が左右のスペースに流れて時間作る場面や、中央でうまく体を預けてボールキープすることで、チーム全体の押上げを待ち、攻撃の圧力をかける。対する明秀学園日立は10番大山晟那と6番中熊岳琉が中央からサイドにボールを散らし、サイド攻撃からゴールに迫る。

両チームのプレー強度が非常に高く、なかなかチャンスを作れない中、最初の決定機は鹿島学園に訪れる。38分、左サイドからのロングスローでゴール前にボールを送り、弾かれたクリアボールを拾った10番大澤昌也が相手をかわして左足でシュートを狙うが、惜しくもゴール右に外れる。

【次のページ】 両チーム、チャンスが多く訪れないままスコアレスで後半へ

▽第98回全国高校サッカー選手権茨城予選
第98回全国高校サッカー選手権茨城予選