すると後半20分、DF渡邊翔のフリーキックからファーポストに走り込んだDF滝澤廉王が競り合いながら右足で合わせて4点目。38分には右サイドで形を作り、MF吉田光祐のクロスに渡邊が思い切りの良いダイレクトボレーを突き刺してリードを広げた。ロスタイムにもMF渡辺優吾、藤田と途中出場選手も結果を残すなど、終始圧倒した川口青陵が2回戦へと駒を進めた。

山田純輝監督体制となって4年目。「一巡して、サッカーを頑張るぞという子たちが入ってくるようになったので、層も厚くなって、少しは戦えるチームになってきたなと思います」。今年は1年生36名が入学し、3学年合わせて97名の大所帯となった。そういった意味でもここでひとつ県大会を経験することができれば「この子たちが成長するために大事なポイントになる」と指揮官。次戦・東野に一戦必勝で臨み、鬼門となっているブロック決勝に弾みをつける。

記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登