粘りの武蔵越生が県リーグ勢連破 自信を深め、次戦はインハイ8強の埼玉栄戦へ 

 試合を通して流れは立教新座にあったが、守備で粘りを見せた武蔵越生が接戦をものにした。

前半、立教新座は前でプレーしながらセットプレーなどから押し込み、守っては両ウイングバックが下がった後ろ5枚と中盤の4枚で堅強なブロックを作ってエリアへの侵入を許さない。

ハーフタイムが明けると攻勢を強め、10番のMF庭田直弥がキレのあるドリブルでゴール前に迫っていく。また、前線からの守備もハマり、給水タイム前には連続して敵陣に攻め込んだ。

苦しい時間が続いた武蔵越生だが、それでもここを凌ぐと守備の頑張りが実を結ぶ。前半から仕掛けの意識が高かったMF杉田勇希が一瞬の隙をついてエリア内に切れ込むと、これが相手のファールを誘いPKを獲得。後半29分、DF高橋純平がゴール右に蹴り込んで均衡を破った。

これで攻めるしかなくなった立教新座は切り札のFW渡邉佑を投入し終盤の猛攻にかけたが、徹底して外に蹴り出すなど、最後まで粘り強く守り抜いた武蔵越生が1ー0で熱戦を制した。

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