前半、東福岡がペースを握る
総体予選を圧倒的な攻撃力で勝ち上がってきた東福岡が今大会でもその力をいかんなく発揮。昨日までの2試合で14得点と山梨の地でも大暴れしている。しかしこの日は一転、虎の子の1点を守り切って、地元山梨第1代表・山梨学院高等学校を下した。
立ち上がりから東福岡がペースを掴む。両サイドのMF赤木翼、MF増山朝陽がDF渡辺剛を出場停止で欠く山梨学院高等学校守備陣を翻弄。しかし、FW木藤舜介、主将MF中島賢星が決め切れず、得点を奪えない。前半終了間際にサイドチェンジから増山が右サイドを崩してシュート。惜しくもこれは左に外れて得点とはならない。
ようやく得点が出来たのは、後半が始まった直後の同3分。中島から左サイドのDF堀吏規伸に展開。そこからがクロスを入るとペナルティエリア内で木藤が落とす。これを中島が右足で豪快に蹴り込み待望の先制点をあげた。
しかし、ここからは山梨学院高等学校に押し込まれる展開となった。途中出場のMF宇佐美佑樹、MF伊藤大祐が果敢にドリブルで勝負を仕掛けられると決定的なチャンスを演出される。それでも、森重潤也監督が「今日のMVPを挙げてもいいくらいの活躍」評した2年生守護神GK脇野敦至がことごとく封じる。
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