帝京三・9鳥居、電光石火の先制点!

 昨年の選手権準優勝校・星稜が地元開催の後押しを受ける帝京第三を振り切って見事に勝利を収めた。

 河崎護監督が「あれは想定外やったね。10分までは0点頼むと話していたけど、1分も持たなかった。これからは、1分は持てと言わないといかんな」と試合後に振り返ったように開始38秒でFW鳥居岳に得点を奪われるまさかの展開。

 それでも選手達は「自分のミスもあって、少し悔しい部分もありましたが、そのようなハプニングは想定内。すぐにチーム全体で一度集まって切り替えてやろうという話をしました」と主将DF鈴木大誠が振り返ったように、その失点を引きずることなく試合に入り直した。

 すると、前半6分にFW森山泰希がMF杉原啓太のスルーパスに反応し抜け出すと冷静に右足を振り抜いて同点に追い付く。これで流れを掴んだ星稜は同14分にMF藤島樹騎也がDF宮谷大進のセンタリングを右足で合わせて逆転成功。失点してからわずか15分で逆転劇だった。その後はMF前川優太を中心に攻撃を組み立てて主導権を握り、危なげなく前半を折り返す。

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