勝利の立役者の一人 中盤で獅子奮迅の働きを見せた藤田譲瑠チマ
10月27日に行われたU-17ワールドカップの初戦。オランダに攻守両面で圧倒し、3−0で完勝した。
立ち上がりこそ不安定だったが、時間の経過とともに主導権を掴んだ。最終ラインが身体を張った守りを見せ、最前線の西川潤(桐光学園)や若月大和(桐生第一)、両サイドハーフの三戸舜介(JFAアカデミー福島U18)、成岡輝瑠(清水ユース)も効果的なプレスを披露。良い形でボールを奪うと、若月のスピードと西川のキープ力を生かしながら相手陣内に攻め込んで3つのゴールを奪った。
最高のスタートを切った森山佳郎監督が率いる日本代表。FW陣や最終ラインの奮戦に目が行きがちだが、中盤で獅子奮迅の働きを見せた藤田譲瑠チマ(東京ヴェルディユース)も勝利の立役者の一人だ。
確かに序盤は初の大舞台に堅さも見られた。だが、徐々に落ち着きを取り戻し、持てる力を最大限の発揮していく。
「立ち上がりにちょっと緊張しました。相手がめちゃくちゃ上手かったので、びっくりしたんですよ(笑)。でも、ちょっとずつ慣れて来て、ちょっとずつ自分たちのペースになって来た。個人的にはもう少しボールを持ちたかったという反省はあるけど、それでも相手を0で抑えられた事は良かった」