自身2度目のワールドカップも16強で幕 エース西川潤

 自身2度目のワールドカップも16強で幕を閉じた。試合が終わると、西川潤は天を仰いだ。

 U-17日本代表はラウンド・オブ16でメキシコと対戦し、0−2で敗戦。決定機もほとんど作れず、優ったのはボール支配率だけと言っても良いぐらいに何も出来なかった。西川も若月大和(桐生一)とのコンビで局面の打開を図ったが、決定的な仕事を果たす場面は皆無。「結局、得点が取れていないので、そこは課題」。試合後のミックスゾーンで残した言葉からも悔しさが滲んだ。

 日本のエースとして大会に挑んだ西川。今年5月のU-20ワールドカップに飛び級で参戦するなど、この世代では頭ひとつ抜けた存在だった。このU-17日本代表にはチーム事情やU-20代表の活動を優先した影響でしばらく参加していなかったが、今年9月のエクアドル遠征から再び合流。本大会では10番を背負い、オランダとの初戦は1ゴール・2アシストの大活躍。アメリカとの2戦目は沈黙したが、3戦目のセネガル戦では終盤に決勝点を挙げてエースの貫禄を見せた。

 一方で今大会の序盤はコンディションが万全ではなく、フル稼働できる状況ではなかった。今季は自チームでのプレーに並行し、来季からの入団が内定しているセレッソ大阪での活動に参加。その影響も少なからずあり、疲労が蓄積してしまう。その結果、大会が始まる2週間前まで約1ヶ月実戦から遠ざかった。徐々に身体が動くようになったが、初戦の終盤で足が痙攣。暗雲が立ち込めた中で森山佳郎監督が決断を下す。ベスト16以降でフル稼働できる状況を作るためにオランダ戦以降の2試合は途中からの起用を決めたのだ。

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