サイド挑戦の井野文太が2ゴール。昨年の悔しさを晴らすべくレギュラー定着を目指す

 前半4分、昌平は少ない手数からゴールを陥れた。DF田島魁人が縦パスでスイッチを入れると、右サイドのMF篠田大輝がドリブルから相手ディフェンスとキーパーの間に鋭く曲がるアーリークロスを供給。これに走り込んだFW小見洋太が右足ダイレクトで決めて先制した。前半18分にはコーナーキックからの流れで、田島の左クロスを篠田がヘディングで突き刺して追加点。さらに36分には篠田が積極的に左足を振り抜くと、このシュートは惜しくもポストに当たったものの、こぼれたところをMF井野文太がきっちりと詰めて前半を3ー0で終えた。後半も昌平の勢いは止まらず。21分の小見のカットインのトライはディフェンスに防がれるも、こぼれ球からMF小川優介がゲット。アディショナルタイムには途中出場のMF佐藤優哉の仕掛けから、最後は井野が右足を振り抜いて豪快に5点目を突き刺し、ゴールショーを締めた。武蔵越生は前半途中から投入された怪我明けの10番MF渡辺光陽が後半シュート3本と気を吐いたが、ネットを揺らすには至らず。10年ぶりの準決勝に進んだ中で新人戦は3位で終えた。

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▽令和元年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和元年度埼玉新人戦(新人選手権大会)